インプラント周囲炎による骨の吸収とぐらつき
インプラントの周りの組織が細菌に感染するインプラント周囲炎は、再治療の主な原因です。
清掃不足などにより細菌が繁殖すると、インプラントを支える顎の骨が少しずつ溶けていきます。
進行すると歯茎の腫れや膿が生じ、最終的に人工歯根がぐらぐらと揺れ始めます。骨の吸収が進んでいる場合は一度インプラントを取り除き、土台となる骨の再生からやり直す必要があります。
過去のインプラントの不具合およびリカバリー治療
他院で入れたインプラントがぐらぐらする、痛みや腫れが引かない、外れてしまったというトラブルでお困りの方は少なくありません。
インプラントに不具合が起きると、もう直せないのではないかと不安になるかと思いますが、ご安心ください。
現在の状態を正しく診断し、専門的なリカバリー処置を行うことで、インプラントのやり直しは十分に可能です。
当院では、他院で受けたインプラントの再治療にも対応しております。まずはなぜ不具合が起きているのかという根本的な原因を知り、解決に向けた選択肢を確認していきましょう。
インプラントの再治療が必要となる背景には、大きく分けて3つの要因が存在します。
ご自身の現在の症状と照らし合わせてご確認ください。
インプラントの周りの組織が細菌に感染するインプラント周囲炎は、再治療の主な原因です。
清掃不足などにより細菌が繁殖すると、インプラントを支える顎の骨が少しずつ溶けていきます。
進行すると歯茎の腫れや膿が生じ、最終的に人工歯根がぐらぐらと揺れ始めます。骨の吸収が進んでいる場合は一度インプラントを取り除き、土台となる骨の再生からやり直す必要があります。
インプラントには天然の歯のような衝撃を和らげる組織がないため、噛み合わせのバランスが崩れていると局所的に強い負荷がかかり続けます。この過剰な負担によって、被せ物が割れたり内部の連結部品が破損したりするトラブルが発生します。部品の交換のみで対応できるケースもありますが、根本的な解決のためにはお口全体の噛み合わせを正しく作り直すことが重要になります。
手術からある程度の日数が経過しても、痛みや腫れ、しびれといった違和感が消えないケースです。
事前の診断不足によってインプラントを埋め込む位置や角度が適切でなかったり、顎の骨の中にある神経や血管を圧迫していたりする可能性が考えられます。放置して自然に治るものではないため、早急に原因を突き止め、必要に応じてインプラントを撤去し配置を修正するなどのリカバリー処置が求められます。
インプラントのやり直しができるかどうかは、現在のお口の中の状態や全身の健康状態によって決まります。多くの場合は適切な処置によってリカバリーが可能ですが、医学的な観点から再治療が難しいケースも存在します。
一度インプラントが抜けてしまったり、周囲炎で骨が溶けてしまったりしていても、新たに骨を補う骨造成という処置によって、インプラントを支えるしっかりとした土台を作ることができれば、再治療は十分に可能です。失敗に至った原因を丁寧に取り除き、健康な土台を整え直すことができれば、再び天然の歯と同じように噛める状態を取り戻すことができます。
残念ながら、すべての方が再治療を受けられるわけではありません。
コントロールが難しい重度の糖尿病や心疾患などの持病がある場合や、骨の再生が極めて困難なほど広範囲に骨が失われている場合は、安全を最優先してインプラントの再手術をお断りすることがあります。
また、骨粗鬆症のお薬を長期服用されている方も、顎の骨の治癒に影響が出る可能性があるため、慎重な判断が必要となります。
インプラントの再治療において最も重要なのは、同じ失敗を二度と繰り返さないことです。当院では最初の治療で生じた問題を根本から解決し、インプラントを長期間安定して機能させるためのリカバリー体制を整えています。
不具合を起こしているインプラントを放置すると、周囲の健康な骨まで溶かしてしまう危険があります。まずは専用の器具を用いて、周りの組織にダメージを与えないよう慎重にインプラントを取り除きます。その後、細菌に感染した部分をきれいに清掃し、新しいインプラントを安全に埋め込むための健康な状態へと整え直します。
前回のトラブルの原因が噛み合わせにある場合、いくら土台を新しくしても、再びインプラントに無理な力がかかってしまいます。当院ではリカバリー治療を行う際、一部の歯だけでなくお口全体の噛み合わせのバランスを精密に調整します。一部のインプラントに過剰な負担が集中するのを防ぐことで、再び被せ物やパーツが破損するトラブルを未然に防ぎます。
一度辛い経験をされているからこそ、再び手術を受けることに強い不安を感じる方は少なくありません。当院では点滴でお薬を入れることで、うとうとと半分眠ったようなリラックスした状態になる静脈内鎮静法をご用意しています。手術中の音や振動をほとんど感じないまま処置を終えられるため、再治療への心理的な負担を大きく減らすことができます。
他の医院から転院して再治療を行う場合、通常のインプラント治療とは異なる期間や費用が発生します。患者様に心から納得して治療に進んでいただけるよう、事前に知っておくべき保証の仕組みや、当院での具体的な目安についてご説明いたします。
多くの歯科医院ではインプラント治療に対して5年から10年程度の保証期間を設けています。しかし、トラブルが原因で当院へ転院される場合、以前の医院での保証制度を引き継ぐことはできません。当院で行う精密検査や不具合のあるインプラントの撤去、そして新たなインプラントの埋め込みにかかる費用は、すべて全額自己負担となります。費用の負担は大きくなりますが、根本的な原因を解決し、今後数十年先を見据えた健康を取り戻すための再スタートとなります。
再治療では、不具合のあるインプラントを取り除いて骨を回復させる工程が必要となるため、通常の治療よりも期間が長くかかります。撤去後の骨の治癒に2か月から3か月、新しいインプラントが骨と結合するまでにさらに3か月から半年ほどかかるため、全体の治療期間は半年から1年程度が目安となります。
費用については、当院のインプラント基本費用である1本あたり40万円から46万円に加え、必要に応じて5万円から25万円程度の骨造成費用や、古いインプラントの撤去費用が別途かかります。総額はお口の状況によって大きく変動するため、事前の精密診断にて正確なお見積もりをご提示いたします。
他院でのインプラント治療に不安や不調を感じた際、別の医師の意見を聞くセカンドオピニオンは、ご自身の大切な歯と健康を守るための有効な選択肢です。
当院ではお口の状態を正確に把握するため、専用の立体CT機器を用いた精密な検査と、事前の無料カウンセリングを実施しています。 データに基づき、不具合の根本的な原因や、当院で可能なリカバリー治療の選択肢、費用・期間の目安を分かりやすくお伝えいたします。現在の状態に対する疑問や再手術へのご不安なども、まずはお気軽にご相談ください。