オールオン4のデメリットは?後悔しないための対策を解説

「歯がほとんど残っておらずオールオン4を勧められたけれど、後悔しないだろうか」と不安に感じる方は少なくありません。All-on-4(オールオン4)は、4本のインプラントでお口全体の人工の歯を支える治療法で、手術当日に固定式の仮歯が入る一方、抜歯が前提になる・費用が高額といった注意点もある治療法です。この記事では、オールオン4の主なデメリット7つと後悔しやすいケース、治療前にできる対策を、大阪・心斎橋でインプラント治療を専門に行う当院が解説します。

オールオン4の主なデメリット7つ

オールオン4は多くの歯を失った方の有力な選択肢ですが、治療を決める前に知っておくべき注意点がいくつか存在します。以下は代表的な7つのデメリットと、それぞれの理由です。

残っている歯は基本的に抜歯が必要になる

オールオン4は、前歯から奥歯までつながった一体型の人工の歯を4本のインプラントで支える構造です。そのため、状態の悪い歯が数本残っている場合でも、基本的には抜歯をして顎全体の環境を整えてから治療を行います。「まだ使える歯を抜くのはもったいない」と感じる方にとっては心理的な負担が大きいポイントで、健康な歯が多く残っている方には部分的なインプラントなど別の治療法が適している場合もあります。

一番奥の歯までは並べられない

オールオン4で作る人工の歯は、構造上、一番奥の歯(第二大臼歯)までは再現しないのが一般的です。並べる歯の数は片顎で12本程度となり、天然の歯がすべてそろった状態と比べると奥行きは短くなります。日常の食事で困ることは少ないとされていますが、これまでと全く同じ感覚で一番奥まで噛めるわけではない点は理解しておく必要があります。

外科手術に伴うリスクを避けられない

インプラントを顎の骨に埋め込む外科手術が必要なため、術後の痛みや腫れ、出血、内出血、細菌感染、神経の麻痺などのリスクがゼロではありません。複数本を同時に埋め込むぶん、1本だけのインプラント治療より手術時間も長くなります。持病のある方や骨の状態によっては手術自体が難しいと判断されることもあるため、立体CTなどによる事前の精密検査と全身状態の確認が欠かせません。

保険が適用されず費用が高額になる

オールオン4は保険適用外の自由診療です。費用は歯科医院や使用する材料によって幅がありますが、片顎で200万円を超えることが多く、当院では片顎210万円〜220万円(税込)が目安です。まとまった費用が必要になるため、当院ではデンタルローン(アプラス・最大120回払い)のご利用や、医療費控除の活用も含めてご案内しています。

手術当日に仮歯を固定できないことがある

「手術したその日に固定式の仮歯が入る」ことがオールオン4の特長ですが、すべての方に当てはまるわけではありません。埋め込んだインプラントと骨との初期の固定力が十分でない場合、無理に仮歯を固定すると骨との結合を妨げるおそれがあるため、一定期間、取り外し式の仮の入れ歯で過ごしていただくことがあります。当日の骨の状態によって判断が変わることを、治療前に確認しておいてください。

メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎の危険がある

人工の歯は虫歯にはなりませんが、歯周病に似た炎症(インプラント周囲炎)にはかかります。人工の歯と歯茎の間は汚れがたまりやすく、清掃を怠るとインプラントを支える骨が溶け、最悪の場合は土台ごと使えなくなることもあります。専用の器具を使った毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスを治療後もずっと続けることが前提になります。通院の手間と費用が継続的にかかる点も、あらかじめ見込んでおく必要があります。

人工の歯の修理・作り直しが必要になる場合がある

強い食いしばりや噛み合わせの変化によって、人工の歯が欠けたり、内部の連結部品が破損したりすることがあります。オールオン4は全体が一体型のため、部分的なトラブルでも修理の規模が大きくなりやすい構造です。長く使ううちに噛み合わせ(咬合)のバランスも変化していくため、定期的な調整で特定の場所に負担が偏らないようにすることが破損の予防になります。

オールオン4が向いている人・慎重に検討すべき人

デメリットの感じ方は、お口の状態によって大きく変わります。同じ治療でも「ほとんどデメリットにならない方」と「別の選択肢を先に考えた方がよい方」がいるため、ご自身がどちらに近いかを確認してください。

オールオン4が向いている方

歯がほとんど残っていない方、残っている歯の多くが揺れていて保存が難しい方には、抜歯というデメリットが実質的な障害になりません。総入れ歯がずれる・外れる・硬いものが噛めないと悩んでいる方、できるだけ短期間で噛める状態を取り戻したい方にも適しています。また、骨がしっかり残っている部分を選んで斜めにインプラントを埋め込む治療法のため、他院で骨の量を理由に通常のインプラントを断られた方でも、大がかりな骨を増やす手術を避けて治療できる場合があります。

慎重に検討すべき方

健康な歯が多く残っている方は、それらを抜歯してまでオールオン4を選ぶ利点が小さく、部分的なインプラントやブリッジとの比較が先になります。喫煙をやめられない方は、インプラントと骨の結合不良やインプラント周囲炎のリスクが高まるとされています。重度の歯周病が治療できていない方、コントロールが難しい糖尿病などの持病がある方も、まず全身とお口の状態を整えることが優先です。当院では立体CTと全身状態の確認を踏まえて、オールオン4以外の選択肢も含めてご提案しています。

オールオン4で後悔しやすいケースと防ぐための対策

オールオン4のデメリットそのものより、「知らないまま治療を始めたこと」が後悔の原因になっているケースが多いのが実情です。よくある3つのパターンと、それぞれの防ぎ方を紹介します。

費用の安さだけで歯科医院を選んでしまった

オールオン4は複数本のインプラントを正確な位置と角度で埋め込む、難易度の高い治療です。費用の安さだけで選ぶと、診断や設備、術後のフォロー体制が十分でない場合があります。料金に加えて、CTなどの設備、担当医の実績、保証の内容、メンテナンス体制まで比較して選んでください。

治療内容に納得しないまま始めてしまった

「なぜ抜歯が必要なのか」「仮歯が当日入らない可能性はあるのか」「総額はいくらか」といった疑問を残したまま治療に進むと、後から不満につながりやすくなります。カウンセリングで疑問点をすべて質問し、説明に納得できない場合は別の歯科医師の意見(セカンドオピニオン)を聞くことも選択肢のひとつです。

治療後のメンテナンスを続けなかった

治療の完了はゴールではなくスタートです。メンテナンスを自己判断でやめてしまうと、インプラント周囲炎や人工の歯の破損に気づくのが遅れ、大がかりな再治療が必要になることがあります。治療前に通院の頻度と費用を確認し、通い続けられる立地・体制の歯科医院を選ぶことが、長く使うための現実的な対策です。

デメリットとあわせて確認したいオールオン4のメリット

デメリットだけを見ると不安が大きくなりますが、オールオン4はそれを上回る利点があるからこそ、多くの歯を失った方に選ばれています。主なメリットは次のとおりです。

総入れ歯で噛む力や安定感に限界を感じている方にとって、天然の歯に近い感覚で噛める状態を短期間で取り戻せることは、生活の質を大きく変える要素です。デメリットとメリットの両方を、ご自身の生活で何を優先したいかと照らし合わせて判断してください。

当院がオールオン4のデメリットに備える治療体制

オールオン4のデメリットの多くは、精密な診断と治療計画、治療後の管理体制によって小さくできるものです。当院は大阪・心斎橋のインプラント専門クリニックとして、次の体制で治療を行っています。

手術前には立体CTで神経や血管の位置、骨の厚みを確認し、シミュレーションどおりの位置へ正確にインプラントを導くサージカルガイドと呼ばれる装置を用いて手術の確実性を高めています。手術への恐怖心が強い方には、点滴でうとうとと眠ったような状態になる静脈内鎮静麻酔(80,000円)の利用も可能です。骨が薄い方や噛む力が強い方には、土台を6本に増やしたAll-on-6(オールオン6)をご提案するなど、お口の状態に合わせて設計を変えています。

費用の目安は片顎でAll-on-4が210万円〜220万円、All-on-6が260万円〜275万円(いずれも税込)です。治療は手術当日に抜歯から仮歯の装着までを1日で行い、骨との結合を約3か月から半年待って最終的な人工の歯を装着します。条件を満たした場合のインプラント体10年・技工物5年の保証を設け、治療後のメンテナンスまで院長が担当する体制です。なお、外科手術のため出血・腫れ・痛み・神経麻痺、清掃状態によるインプラント周囲炎などのリスクがあり、治療の可否や結果には個人差があります。

治療の仕組みについて詳しくはこちら

オールオン4のデメリットに関するよくある質問

オールオン4に保険は適用されますか?

保険適用外の自由診療です。ただし、噛む機能の回復を目的とした治療のため、一般に医療費控除の対象とされています。当院ではデンタルローンによる分割払いにも対応していますので、
費用の内訳は料金表

固定式ではなく、取り外しできるタイプと迷っています

少ない本数のインプラントで入れ歯を固定し、ご自身で取り外して清掃できる治療法もあります。固定式より清掃がしやすい一方、噛む力や安定感では固定式に及びません。
インプラントオーバーデンチャーについて

オールオン4はどのくらいもちますか?

使用年数は、噛み合わせの状態や毎日の清掃、メンテナンスの継続によって変わるため一概には言えません。長く使うほど定期的な調整と部品の交換が必要になる前提で、保証とメンテナンス体制のある歯科医院で管理を続けることが実際的な答えになります。

大阪・心斎橋でオールオン4をご検討中の方はO.D.Cオオタニデンタルクリニックへ

当院は御堂筋線「心斎橋駅」「なんば駅」から徒歩5分のインプラント専門クリニックです。オールオン4にはここまで述べたデメリットがありますが、その多くは精密な診断と治療計画、治療後の管理で備えられるものです。当院では立体CTによる検査とシミュレーションを行ったうえで、患者様の骨の状態に合わせてオールオン4・オールオン6を含む選択肢と、費用・期間の目安を具体的にご提示します。無料カウンセリングを実施していますので、「自分の場合はどうなのか」を確かめたい方は、お電話またはWEB予約からお気軽にご相談ください。

公開日: 2026年10月26日

監修医情報

オオタニデンタルクリニック 院長

大谷 昌

院長
経歴
大阪大学 歯学部卒業
1999年 小宮山彌太郎先生 主催 ブローネマルクシステムインプラントコース 受講
2004年 大阪市中央区 インプラント専門クリニックを開設
2005年 ドイツ フライブルグ大学 Dr.シュメルタイゼン プライベートコース受講
資格・所属
  • UCLA(カリフォルニア大学 ロサンゼルス分校)所属
  • AAID(アメリカインプラント学会)専門医 取得
  • 北海道大学 臨床教授 就任
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