Case008 上顎インプラント 骨再生

64歳の女性です。

来院された時は、上の前歯6本分をつなぐブリッジが入っていました。写真下は、このブリッジをはずした状態です。

サージカルステントという器具を使ってインプラントを埋入します。コンピューター上で埋入位置を導き出し、計画された位置に精確に埋入するための器具です。


前歯の外側に歯を支える十分な骨の厚みがありませんでした。骨を増やす再生治療を行います。

骨の厚みが増したことがわかります。

骨を増やす処置が終わった後の写真です。

インプラント治療を行うドクターは少なくありませんが、このように骨の量を増やす術式を行えるドクターは非常に少数です。
この術式により、従来であればインプラントをあきらめざるを得なかったケースでも、治療の可能性が拡大しました。


十分な骨の量を確保した上で、インプラントを埋入します。

CTを使って、前歯を横から見た写真です。写真下はインプラント埋入後の様子です。
インプラントの両側に十分な骨があることが確認できます。写真上の骨を増やす処置の前の様子と比べると、骨がどの程度増加しているかがわかります。




かぶせ物はオールセラミック。
かぶせ物とインプラントを結合する部分にはジルコニアを使用しました。
