Case002 上顎小臼歯補綴マージン変色の修復

62歳女性です。上側の中央から4・5番目の歯の根元が変色していることを気にされて来院されました。痩せて下がってしまった歯肉を増やす治療と、ホワイトニング、セラミックによる歯を組み合わせることで、美しく自然な口元を回復していきます。

来院時の口元です。歯肉が痩せて下がってしまったことで、歯の根が露出し黄色く変色していました。中央から4・5番目の歯は透明感がなく、人工の歯であることがすぐにわかってしまいます。

歯肉を増やす治療の様子です。歯周形成外科とよばれ、非常に繊細な外科技術が要求されるため、専門性の高い医院において行われる治療方法です。

歯肉を増やす治療後です。露出していた歯の根が歯肉におおわれました。十分な量の歯肉を維持することは歯周病の予防にもつながります。

前歯には、ラミネートベニアとよばれる歯の表面に貼り付けるタイプの人工歯を使用します。

ラミネートベニアの形状をコンピューターでデザインし製作していきます。

ラミネートベニア装着後です。色・形ともに自然に仕上がっています。


歯と歯肉の境目のラインもバランスよく調和しています。歯肉の形状を整えるには熟練した技術が要求されます。